同窓会ウェブサイトはあっても、アクセスが少なかったり、サイト上での交流が見られなかったりといった課題をお持ちの同窓会は少なくありません。
ひとくちに同窓会ウェブサイトと言っても、さまざまな形態があります。OBどうしの交流を活性化させるには、それらの特長を踏まえて施策を実施することが重要です。
代表的な同窓会ウェブサイトのカタチ
同窓会のウェブサイトには、いくつかの形態があります。それぞれの形態には独自のメリットがありますので、以下で詳しく説明します。
1. 基本的な情報提供型
シンプルなウェブサイトで、同窓会の基本情報、イベントの案内、ニュース、連絡先情報などを提供します。
<メリット>
- 低コストで構築できる。
- シンプルなデザインなので、操作が簡単。
- 必要最低限の情報を掲載するだけで、メンテナンスが少ない。
2. メンバー専用ポータル型
会員登録が必要なポータルサイトで、卒業生だけがアクセスできます。会員専用のコンテンツやコミュニケーション機能が含まれることが多いです。
<メリット>
- プライバシーを保護しながら情報を共有できる。
- 会員同士がネットワーキングしやすくなる。
- 特定の卒業生にのみアプローチできるため、ターゲットを絞ったコミュニケーションが可能。
3. イベント管理特化型
同窓会のイベントを中心に運営されるウェブサイトで、一般的には、イベントの告知・参加登録・支払い・参加者リストなどを管理する機能が含まれます。
<メリット>
- イベント情報の集中管理が可能。
- 参加登録や支払いがオンラインでできるため、運営の効率化につながる。
- イベントの参加状況を追跡できるため、次回の計画に役立つデータを収集できる。
4. ソーシャルネットワーク型
SNSのように、メンバーが各自のプロフィールを持ちます。友達リクエスト・メッセージ・掲示板などの機能が含まれます。
<メリット>
- インタラクティブ性が高いため、卒業生間のコミュニケーションが活発になる。
- 同窓生同士の情報交換やネットワーキングを促進できる。
- 交流を続けることで、卒業生の結びつきを強化できる。
5. コンテンツリッチ型
同窓会や卒業生に関連する豊富なコンテンツ、例えば、ブログ、インタビュー、ニュース、ギャラリーなどを掲載します。
<メリット>
- 卒業生の関心を引きつけるコンテンツを提供できる。
- SEO効果があり、検索エンジンでの表示順位を上げやすい。
- 定期的なコンテンツ更新により、ウェブサイトの訪問頻度を高めることができる。
6. 募金・資金調達型
募金ページ、寄付の追跡、寄付者リストなどを提供することで、卒業生からの寄付を受け付けます。
<メリット>
- 寄付の管理と追跡がしやすい。
- 卒業生のコミュニティを巻き込みながら、資金調達の透明性を確保できる。
- 卒業生の協力を得ることで、学校や同窓会の財政基盤を強化できる。
OBどうしの交流を活性化させるには?
OBどうしの交流を活性化させるためには、ソーシャルネットワーク型のウェブサイトが効果的です。そもそもこの形態は、卒業生同士のインタラクティブな交流を促進し、ネットワーキングを強化するために設計されているからです。
とはいえ、その他の形態も、OBどうしの交流に有効な要素を持っているので、それらを組み合わせることが最も効果的と言えます。
1. ソーシャルネットワーク型の同窓会サイトをつくる
プロフィールページ、友達リクエスト、ダイレクトメッセージ、掲示板、グループ機能など、SNSのようなコミュニケーション機能を提供します。
これにより、メンバー同士の直接的な交流、共通の興味や関心に基づくグループの作成、卒業生の定期的なやり取りが可能になります。
2. イベント管理機能と組み合わせる
カレンダー、参加登録、リマインダーといった、イベント管理機能と組み合わせます。
これにより、オフラインイベントの開催を通じたリアルな交流促進、絆を深めるきっかけの提供、過去のイベントの写真やレポートを共有することで、思い出の共有が可能になります。
3. メンバー専用ポータル型の要素を追加する
卒業生専用のポータルサイトとして、内部フォーラムやニュースフィードを活用します。会員限定コンテンツを提供し、会員であることの価値を強化します。同窓会への信頼感の構築、個別の関心に応じた情報共有がしやすい、といった効果もあります。
4. 豊富なコンテンツを掲載する
卒業生のインタビュー、OBの成功事例、学校や同窓会のニュースを豊富に提供します。卒業生が互いの活動や成功に関心を持つようにすることで、コメントや意見交換の活発化を促します。
5. ガメフィケーション機能の導入
ポイントシステムやバッジ、リーダーボードの導入も、卒業生の参加促進に効果があります。楽しさを加えることで卒業生の関与度を向上させ、活発に参加する卒業生に対するインセンティブを提供します。
まとめ
ソーシャルネットワーク型をベースにしつつ、イベント管理機能を組み合わせることで、オンラインとオフラインの両方で交流を活性化するのが良いでしょう。また、インタビューやストーリーなどのコンテンツを追加することで、卒業生の関心を引き、話題提供のきっかけにもなります。さらに、定期的なオンラインイベント(ウェビナー、ディスカッションフォーラムなど)を開催することも、交流の活性化につながります。
まず小規模なイベントやオンラインの活動を試し、その反応を見ながら最適な形を調整していくと良いでしょう。
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